大切なお子様の歯についての最近のブログ記事
ゴールデンウィークはいかがおすごしでしたか?
私は院長と一緒にコアキッズ体操のセミナー(子供のための体幹トレーニングセミナー)に行ってきました。
歯科なのに体操??
と思われるかと思いますが、とても深く関係しているのです
美希デンタルクリニックでは、多くのお子様方にきていただいています。
そして特に矯正治療をしている患者様には姿勢や呼吸のトレーニングを受けて頂いています。
なぜなら日々の姿勢は歯並びに大きく関係しているからです。
トレーニングをしているなかで、口や舌のトレーニングだけではなく、身体の中心、「コア」の部分がとても重要なのではないかと思うようになり、そこで院長から紹介していただいたコアを鍛える体操のセミナーに参加して勉強することになりました。
今回の講師の先生は日本コアコンディショニング協会の掘上智生先生です。
人気のある先生で、すぐに予約が埋まってしまうため、かなり前から申し込みをし、当日楽しみに向かいました
セミナーの最初に、先生から「前屈してみてください」といわれ、いきなり私の苦手な前屈
普段の運動不足のせいか、指はまったく床につきません。
そのあと隣の人とじゃんけんをし、勝っても負けても「やったー!!」と大声を出す
そのあと前屈すると・・・・
なんてことでしょうw(゜o゜)w
なんと指がべったり床につくようになりました
びっくりです
大声をだすだけで、こんなにも変化するとは
広い意味でのコアとは体幹といわれるところ「胴体」のことで、ここでのコアとは身体の深部にあり腹腔壁を構成する筋群の事とのこと。
なんだか漠然と「腹筋??」と思っていましたが、さらにその奥の筋肉のことのようです。
大声を出すことでその奥の筋肉(インナーユニット)が動き、指がつくようになったのです。
なんだかすごい
そのあと、赤ちゃんが生まれてから歩くまでの発達の13段階について学習し、いかに1つ1つの段階が大事であるか改めて理解しました。
わが子のことを思い出し、後悔したり、安心したりしながら聞いていました。
今の子供の住環境は狭いマンションの部屋の事が多く、寝返りから立つまでのプロセスが早く、ハイハイや高這いといった期間がショートカットされたり短くなったりするため、その時期に発達しなければいけない機能が育たず、大きくなってから影響が出てしまうそうです。
そのあとはいよいよ「コアキッズ体操」の実践です。
この体操は、発育発達の過程に沿った体操で、良好な姿勢と安定した体を作ることができる体操です。
転がったり、ハイハイしたりと簡単な動きではありますが、真剣にやるとあちこち痛くなります。
3人組でお互い指導やフィードバックしながら覚えていきます。
これがなかなか難しい・・・
よりわかりやすく伝えるためには、どうしたらいいのか?
子供達に伝えるためには、どのような言葉を選ぶとよいのか?
真剣に考えながら、取り組みました。
久しぶりに身体を動かした後は、懇親会へ。
先生を囲み飲みながら、参加者の皆さんと楽しく交流を深めセミナーの締めへ。
講師の掘上先生はお話が面白く、セミナーのなかでは聞ききれなかったお話がたくさん聞けて、とても楽しかったです!
いままでは歯科関係のセミナーがほとんどでしたが、違う分野の方たちと交流でき、新たな発見や歯科につながるお話、または歯科からの発信もでき、とても刺激を受けることができました。
今回のセミナーを受講し、身体のコアや足、足裏などがとても大切で、歯並びにも深く関係していることをあらためて感じました。
そして赤ちゃんの頃の発達の一つひとつの意味と重要性を感じました。
美希デンタルクリニックでは、トータルで考えていくクリニックです。
ただ歯を並べるだけでなく、呼吸や姿勢などお子様の健やかな成長をサポートしていきたいと考えています。
良い歯並びは0歳から!(マイナス2歳からがベストです。)
赤ちゃんからの指導(赤ちゃん歯科)もしておりますので、是非一度ご相談くださいませ。
初めての方には30分~50分の無料相談を設けておりますので、お気軽にご連絡ください。
歯科衛生士 寺岡明子
子どもたちみんなが子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)へ生え変わる時に理想的な歯並びになれば良いのですがなかなかきれいに並ばないことも多いと思います。
ステージ3:上下切歯交換期(6~9歳頃)
なぜならこのステージ3の後に交換期を迎える側方歯群では、それまで並んでいる乳歯(C、D、E)よりも新たに萌出してくる永久歯(3、4、5)のほうが歯冠幅径が小さいために、排列に余裕があるからです。この余裕は「リーウェイスペース」として知られています。そのため、それ以前の段階(つまりステージ3)で4前歯がきれいに排列していれば、その状態がそのまま維持されることが多いのです。
ステージ4:側方歯交換期(9~12歳頃)
ステージ5:第二大臼歯萌出期(11~13歳頃)
早期矯正治療の必要性について ~床矯正治療から八重歯矯正~
https://www.miki-dental.info/miki-dental-staff-voice/2017/01/post-1040.html
口腔機能は
当院では妊婦さんや小さいお子様の食育指導をはじめ、歯育て講座、姿勢のトレーニングも行っております。(25分 3000円+税)
お子様の正しい口腔機能及び口腔そのものを育てていくためにも全身にも目を向けてサポートしていきたいと考えております。
↓ 虫歯菌が糖類を餌にして酸を出します。
酸によってエナメル質のカルシウムやリン酸が溶け、脱灰が始まります。
酸性になる=溶ける(脱灰)
↓↑
酸で溶けた歯は唾液に含まれる、ミネラルによって修復され、再石灰化される。アルカリ性になる=修復される(再石灰化)
○食事の度、脱灰と再石灰化を繰り返し、このバランスがとれている時は虫歯にならないといわれています。
◇虫歯を招きやすい飲み物、食べ物◇
○飲み物→清涼飲料水、炭酸飲料、乳酸飲料などの「砂糖」の含まれる甘い飲み物
○食べ物→「糖分」の多いお菓子類、歯にくっつきやすいお菓子
(ハイチュウ、キャラメル、あめ、ビスケット)類
◇虫歯になりにくい飲み物、食べ物◇
○飲み物→水、緑茶、ウーロン茶、紅茶、豆乳
○食べ物→歯の成分であるリン酸、カルシウムが多く含まれているチーズ、魚介類
キシリトールガム、食物繊維を豊富に含むごぼう、オクラ、ブロッコリー
皆様、明けましておめでとうございます。
衛生士の伊東です。
今年は暖かいお正月でしたが、皆様はどんな風にお過ごしになりましたか?
我が家では、娘と一緒におせち料理を作ったり、またまた家族が増えて5人娘になったりと賑やかなお正月になりました(^^;
元旦には、近所の霊山寺と添御県坐神社にお参りいたしました。
こちらの振舞い甘酒は絶品ですよ!
本年も笑顔で頑張ってまいりますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします
新しい年を迎えるにあたり、大掃除にてお家の中を綺麗になさった方が多いことと思いますが、お口の中はいかがでしょうか?
虫歯が気になる方はいらっしゃいませんでしょうか?( ノД`)
虫歯ができてしまうまでには、一連の流れがあることをご存知ですか?
今回は、どうすれば虫歯を防いでいけるのかを一緒に考えてみましょう!
まず、虫歯は風邪などの感染症と同じだということをお伝えいたします。
そもそも、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、虫歯菌も歯周病菌も存在しません。
お父さんやお母さん、ご兄弟など、周りの人からの主に唾液感染によって伝播してしまいます。
このことから、お母さんを含めご家族皆が、妊娠・出産を迎えるまでにご自身の虫歯治療を終え、口腔内をできるだけ綺麗な状態に保っておくことの大切さがご理解いただけると思います。
虫歯(う蝕)とは、微生物(主にミュータンスレンサ球菌)によって歯の組織が局所的に破壊されていく過程をいいます。
これらのミュータンスレンサ球菌は主に保護者の唾液を介して日常的に乳幼児の口腔に伝播していきます。
しかし、伝播してしまっても、定着するわけではなく、①「一時通過菌」として付着しているに留まります。
伝播を繰り返されるうちに、次第に乳幼児の口腔で増殖し②定着するようになります。
いわゆる「健康保菌者」の状態であるわけですね。
ところが、健康保菌者が砂糖を日常的に摂取するようになると、歯面にバイオフィルムが形成され、ミュータンスレンサ球菌が「バイオフィルム菌」として固着します。
この状態が③感染です。
感染状態が長く続くと、④初期う蝕が発生し、⑤初期う蝕を放置すると虫歯(う蝕)が生じます。
このように、ミュータンスレンサ球菌が伝播・付着して定着、感染し、初期う蝕を発症、そしてう蝕が形成されるまでは、少なくとも数ヶ月を要します。
そのため、数ヶ月に1度の定期健診が大切です!!
①~④のステージごとに的確な処置がとれれば、う蝕は発生しないか、発症しても軽微な修復処置に留めることができます。
では、順番にみていきましょう。
ミュータンスレンサ球菌は保護者などの唾液を介して乳幼児に伝播しますが、歯が生えていなければ伝播した菌は定着することはなく、一時通過菌として舌背から食道に落下します。
「歯」という足がかりがないため、食道に転落してしまうのです。
<※伝播の邪魔をするには・・・保護者のミュータンスレンサ球菌を極力減らしましょう!>
②定着
歯が萌出していて、しかも砂糖が日常的に口腔内に存在している場合は、ミュータンスレンサ球菌が急激に増殖します。
砂糖を頻回に摂取すると、ミュータンスレンサ球菌はヒモ状の多糖体をまとい、歯面への付着力が増します。
しかし、この時に保護者が毎日の仕上げ磨きをきちんと行っていれば、菌が定着することはありません。
※砂糖の摂取量が少なければ、歯面に付着したミュータンスレンサ球菌が増殖するだけで、バイオフィルムを形成せず、う蝕は発生しません。
③感染 <生後1年7か月~2年7か月に感染時期が集中!!>
定着後、砂糖の摂取が制限されなければ、ミュータンスレンサ球菌は特有のバイオフィルムを形成します。
そして、直下の歯面のエナメル質が脱灰して硬度が低下します。(=ミュータンスレンサ球菌の感染)
※感染の邪魔をするためには・・・プラークの染色!(ご自宅でも簡単にできます)
バイオフィルムが形成されたプラークは歯磨きだけでは簡単に落ちません。歯磨き後に再度染色液で染め出しをし、残っているプラークをクリニックでPMTCなどにて除去しましょう!
感染により歯面の脱灰が進むと、初期う蝕に至ります。
昔は、う蝕は一歩的に破壊が進行していく疾患、つまり「治らない疾患」と考えられていましたが、初期のう蝕は脱灰と再石灰化が繰り返される動的なプロセスであり、「治すことができる疾患」であることが分かってきています。
初期う蝕を治すために必要なことは、
★う蝕の早期診断
★PMTCによるクリーニング
★フッ化物を組み合わせた再石灰化治療
が挙げられます。
いかがでしょうか?
虫歯ができてしまうまでにはこれだけの流れがあるのです。
乳幼児期の虫歯は親御様の努力で十分に予防できると言えますね。
乳歯の頃に虫歯が多いと、永久歯に生え変わっても同じように虫歯ができやすいので、より注意が必要です。
極力砂糖を控え、和食を心掛けているとお口の中が汚れにくくなり、虫歯リスクは格段に下がります
そして、より良い食生活は健康への一番の近道だと思います。
今年もしっかりと皆様の健康のお手伝いをさせていただけるように日々努力してまいりますので、何かお困りのことがございましたらお気軽にご相談くださいね。
衛生士 伊東奈美